こんにちは、理学療法士の小柳です。

当院では私を含めてリハビリを行う理学療法士(Physical therapist)のスタッフが5人います。

『physical』は身体、『therapist』は、治療者という意味で身体を治療する専門家のことを指します。

当院のPT個人の紹介は、『理学療法士の紹介』をご覧ください。

今回のブログですが皆さんとリハビリをする際、PTがポッケに入れていたり、よく使用している道具をご紹介しようと思います。

PTのポッケの中

PTのポッケの中身を確認していきましょう

基本的にはペンやメモ帳など一般的な物が入っているのですが、リハビリに欠かせないものも入っています。

1つ目は『ゴニオメーター』です。

ゴニオメーターは、関節の角度を評価することに使用したり、距離を測定することができます。

一つ関節を例に挙げると、膝関節を屈曲(曲げる)可動域は、洋式の生活では、90-100°程度、和式の生活では、120-130°程度必要とされています。

PTはゴニオメーターをポッケに忍ばせてサッと患者さんの動きを評価し、関節可動域を測定することで、生活・動作に必要な可動域が有されているか評価をしています。

ちなみに、素材の違いもありますし指など細かい関節を図るための特別なゴニオメーターも準備されています。

スタッフの中には、ポッケからハンマーのようなものがはみ出していることがあります。

このハンマーは、『打腱器(だけんき)』といって神経の問題などを評価する際に使用しています。

この道具にも、いろんな素材や重さなど種類がたくさんあるんです。

写真の左側の打腱器はテイラー型、一番右はクイーンスクエア型という種類になりそれぞれに一長一短があるとされています。

PTは左右の違いが無いように反射を出して適切な評価をするため、日々練習をしてます。

他にも、『メジャー』や『爪楊枝』など、一般のおうちにありそうな道具も理学療法士の評価の中で使っていくことがあります。

足のための道具

当院には、『フットプリント』と『フットゲージ』と呼ばれる道具が準備されています。

まずは、『フットプリント』から説明していきます。

この道具は、スタンプのような方法で足の裏側で体重がどのように乗っているのかを測定する道具です。フットプリントを使うことで、扁平足や外反母趾などの足の変形や動く時に足の使い方を推察することもできます。

足の変形や扁平足などを知りたい方は、『扁平足ってしっていますか?』も読んでみてください。扁平足について、より詳しくまとめてあります。

『フットゲージ』は足の大きさを測定するために使用する道具です。

リハビリに来られる患者さんの中で、履いている靴と足の大きさや幅があってない場合も見かけます。特に、高校生までは足も成長するので半年程度で、靴と足のサイズ確認が必要です。

当院では、全PTが適切な靴サイズの提案ができるように測定の準備と練習をしております。リハビリにて歩き方などの動作修正を行う際に、適切な靴サイズの提案をさせていただくこともあります。

このように、西東京かとう整形外科では、さまざまな道具を使って患者さんの痛みや問題について評価や治療をしていきます。

お身体の些細なことや靴のサイズのことなどまで、お気軽にご相談ください。

リハビリテーション科 小柳智哉