強い骨を作ろう!

こんにちは、理学療法士の中束宣仁です。

 

前回のブログでは、「子どもの運動」をテーマにしました。

内容は、学年が上がるにつれ運動が好きな割合や運動に対する意欲が減少傾向(特に女子の減少割合が多い)というものでした。

 

成長期の運動が大事な理由の1つとして、”骨の成長” があげられます。

骨の成長と聞くと、身長に関係する骨の大きさのイメージが強いかもしれません。

しかし、大きさの増加だけでなく骨の強度に影響する骨量の増加も重要となります。

 

骨量ってなに?

骨量とは、骨に含まれるミネラル成分(カルシウム、マグネシウムなど)の量を表すもので、骨塩量ともいわれます。

また骨の単位面積あたりの骨塩量によって、骨密度が算出されます。

 

骨量は、思春期に最も増加し20歳代に最大骨量に達するといわれています。その後は加齢に伴い徐々に減少していくのが一般的です。

 

〇骨量の年齢による変化

(榊原秀也,北山玲子ら:思春期の骨量減少.臨床婦人科産科,65(4),2011;図1より引用)

骨量・骨密度の減少と聞いて、どんなことが思い浮かぶでしょうか。

代表的なもので、骨粗鬆症があります。

骨粗鬆症は、女性(とくに閉経後)に多くみられます。その為、女性はとくに最大骨量を高めることで骨粗鬆症の予防にもつながります。

 

骨量を高めるために何が必要かというと、

藤原は2015年に、最大骨量に関わる因子として以下の5つを挙げています。

①遺伝  ②内分泌  ③思春期の時期  ④栄養  ⑤運動

どんな運動が良い?

骨量増加に必要な運動として、歩行、ランニング、ジャンプなど骨に荷重負荷がかかる運動があります。

とくに、ジャンプは骨に加わる負荷が大きく、最も効果的といわれています。

Fuchesら¹⁾、Mckayら²⁾の小児や小学生を対象にした研究でも、ジャンプを取り入れた運動を行わせることで、腰椎や大腿骨の骨量を増加させたと報告しています。

また、骨格筋から分泌されるマイオカインという物質が骨代謝に作用するとされています。

そのため、筋力トレーニングのような筋肉に負荷がかかるような運動も効果的といわれています。

 

運動の1つの例として、球技など楽しんで行えるもののなかに、走りやジャンプ、筋肉をより使う運動を取り入れられると楽しみながら効果的な運動が出来るかと思います。

 

<引用・参考文献>

1)Fuchs RK.et al: Jumping improves hip and lumber spine bone mass in prepubescent children: J Bone Miner Res 2001;16,148-156.

2)McKay H.A.et al: Augmented trochanteric bone mineral density after modified physical education classes: J Pediatr 2000;136,156-162.

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