こんにちは、理学療法士の中束宣仁です。

早いもので2022年になり、もう3週間ほどが経ちますね。

年末年始はついつい食べすぎ、飲みすぎになりやすく運動不足にもなりやすいですよね。

よく”正月太りして、それから体重が減らない”などの声をよく聞くことがあります。

 

肥満とは?

肥満とは、体内の脂肪組織に過剰に脂肪が蓄積した状態(脂肪組織の増大)をいいます。

”脂肪=不要なもの”のイメージが強いですよね。

しかし、脂肪組織にも重要な働き(エネルギー貯蔵、内分泌器官、熱産生など)があります。

そのため、脂肪組織が少なすぎたり、働きが低下するのも問題となります。

では、どのくらい脂肪組織が増大すると体にとってよくないのでしょうか。

肥満との関連で代表的なものとして、メタボリックシンドロームBMI(Body Mass Index)があります。

メタボリックシンドローム

      (e-ヘルスネット(厚生労働省):https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/より)

メタボリックシンドローム(メタボ)とは、内臓脂肪の増大(内臓脂肪肥満)と脂質異常、高血圧、高血糖が組み合わさることで診断がされます。

メタボの基準では、ウエスト周囲径を内臓脂肪量の指標にしています。

BMI(Body Mass Index)

BMIとは肥満度の指標として、国際的にも広く用いられています。

算出方法は共通していますが、基準は国によって異なります。

 

算出方法は、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で計算します。

 

下記のサイトより身長と体重を入力するだけでBMIが計算されるので便利です。

(生活や実務に役立つ計算サイト BMIと適正体重:https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732)

計測してみました

実際に自分のBMIとウエスト周囲径を計測してみました。

結果はBMI22.65ウエスト周囲径79.5cmでした。

 

日本肥満学会の基準として、BMI25.0以上を肥満BMI35.0以上を高度肥満としています。

統計上のデータから、肥満関連の疾患にかかりにくいBMIは22.0(標準値)とされています。

 

肥満との関連性が高い整形外科疾患として、変形性関節症(膝関節・股関節)は数多く報告されています。

そのため、当院では体重管理や運動指導などのアドバイスも行っています。

 

理学療法士 中束