こんにちは、理学療法士の中束宣仁です。
北京オリンピックもいよいよ終盤に差し掛かってきましたね。
普段なかなか見ることができない競技も多く、また日本人選手も活躍していて見ているだけで楽しめますね。
見ているのも楽しいですが、自身の健康のためには運動をすることも大切ですね。
運動といってもオリンピック種目のように様々な種類があります。
レジスタンス運動(筋力トレーニング)、持久性運動(有酸素運動)、ストレッチ運動(柔軟)、バランス運動など目的や方法によって分けられています。
エアロバイク(固定式自転車)
当院では、エアロバイク(固定式自転車)を導入しています。

<エアロバイクのメリット>
・簡単な運動のため、運動習慣がない方でも取り入れやすい
・体重がかからない運動のため、関節に負担をかけずに運動が行える
・ペダルの負荷が調整できるため、個人に合わせた強度と時間で運動が行える
生活習慣病の予防や体力維持・向上目的での運動、股関節や膝関節疾患の方に対しての運動療法としても使用しています。
またスポーツ活動をしている方に対しては、負荷量を上げたトレーニングとしても使用しています。
このようにエアロバイク運動も、負荷量を調整することでそれぞれの目的に応じた運動が行えます。
運動の負荷量とは?

運動の負荷量は、運動強度と運動時間の関係性が大切です。
例として、走る運動では100m走のようなスプリントは長時間行うのは大変ですが、ジョギングのような低強度の運動は長時間行えますね。
なぜ運動の負荷量が重要なのか。
その理由として、運動時の活動筋(速筋線維と遅筋線維など)の違いや利用するエネルギー源の変化などが挙げられます。
人間が体を動かす時の主なエネルギー源として、”糖質”と”脂質”があります。
脂質をエネルギー源と利用するには、酸素供給が十分である必要があります。
そのため、持久性運動(有酸素運動)では脂質をエネルギー源として利用しやすく、結果的に脂肪量の減少につながるとされています。

当院のエアロバイクでは、ペダルの負荷(10~250W)、時間、回転数を調整することでさまざまな負荷量で運動を行うことができます。
その際は、理学療法士が個人の運動目的に沿った負荷量を設定しながら行います。
当院には、リハビリテーションで症状が改善した後も運動を続けたい方、生活習慣病の予防、体力維持・向上目的で運動をしたい方なども来院されます。
そういった方々に対しては、エアロバイクでの運動と物理療法(干渉波)をあわせて実施することも可能です。
興味のある方は、スタッフにお気軽にお問い合わせください。
理学療法士 中束