こんにちは、理学療法士の小柳です。

 

西東京市には、無料で行われている市民向けの講座があることはご存知でしょうか?

 

趣味活動のことや身体の活動について様々な講座が開催されています。

 

私は先日、認知症予防の講座に参加をさせていただきました。

 

2018年の時点で、日本では500万人 7人に1人が認知症と診断されています。

 

診断を受けていない軽度の認知症の方もかなり多くいらっしゃるとされており日本の社会問題となっています。

 

そんな認知症を予防するためには、運動を行うことが大切と言われています。

 

今回の、ブログの内容は認知症予防と運動でまとめてみました。

 

運動の基準も書いてあるので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

認知症とは?

厚生労働省では、『脳の病気や障害など様々な原因』により、『認知機能』が低下し『日常生活全般』に支障が出てくる状態と位置付けています。

 

World Alzheimer Report2021では、『主要な神経認知障害』と呼ばれ、特定の病気ではなく病気のために起こる『一連の症状』を指し示します。

 

2つの位置付けは、認知機能が低下している状態ではなく、生活に障害をきたす症状を問題として捉え、ただの物忘れ(生理的健忘)とは違うことを重要視しています。

 

認知症を予防するには?

認知症を予防する因子には、

  1. 運動
  2. 食事
  3. 余暇活動
  4. 社会的活動
  5. 認知訓練
  6. 精神活動 

  の6つがあると言われています。

予防の方法には、たくさんの要素がありますが、基本的には『自宅で閉じこもる』ような生活を避けて、積極的な他者との交流や刺激があることが大切です。

 

特に、1日の中で『予定や用事』がなかったり、『行く場所』がなかったりすることは活動性が少なくなり閉じこもりの可能性が高くなってしまうため、注意が必要です。

 

どれぐらい運動をすればいいの?

2017年 認知症疾患診断ガイドラインでは、運動により認知症の予防・進行の予防ができるとされています。

 

提案されている運動は、20-75分の運動を 週2-毎日 行うプログラムが良いと提案されています。

 

例えば、歩数で換算すれば毎日2000歩ぐらい歩くと約20分の有酸素運動になります。

 

また、炊事や洗濯などの家事も散歩に近い活動量とされており毎日の家事を行うだけでも運動をしていると言えますね。

 

今回は、認知症の予防に重要な運動について説明をしました。

 

当院では、運動での『歩くと膝が痛い』や家事での『洗濯物を干す時に肩が動かない』などお困りのことや、

 

テニスやゴルフなど趣味活動に対しても、理学療法士がマンツーマンでリハビリを行い、運動や自主トレーニングの指導が行えます。

 

お困りのことや、整形外科領域のご相談があればお気軽に当院へご来院ください。