頚部エクササイズのポイント

  • 量よりも質:
    正しいタイミングで目的の筋に力が入る、頭部の動きをコントロールする。
  • 頚部の表面と肩甲骨周りの筋肉に力が入りすぎない。
  • 眼球運動を組み合わせることで、深層の筋肉に力を入れる。
  • 痛みのない範囲でエクササイズを継続する。痛みが増悪する場合は中止する。
  • 運動量の目安:6〜10回、1〜3セットを行う

注視エクササイズ:屈曲・伸展

  • 胸の前で、親指を立て、横にする。
  • 親指を見たまま、頭を下げて、上げる。

注視エクササイズ:回旋(レベル1)

  • 胸の前で、親指を立てる。
  • 親指を見たまま、首を回す。

注視エクササイズ:回旋(レベル2)

  • 胸の斜め前で、親指を立てる。
  • 右の親指を見て、右に首を回す。
  • 左の親指を見て、左に首を回す。

注視エクササイズ:体幹回旋

  • 胸の前で、親指を立てる。
  • 親指を見たまま、体幹を回す。

 

別法:壁・ボール)体幹回旋

体幹の回旋が難しい場合、壁にボールを置き、頭を固定した状態で体幹の回旋を行う。

注視エクササイズ:身体回旋

  • 胸の前で、親指を立てる。
  • 親指を見たまま、身体を回す。

追視エクササイズ:回旋(レベル1)

  • 胸の前で親指を立て、手を横にゆっくり動かしながら、親指を目で追う。
  • 親指の方向に首を回す。

吐き気、めまいに注意する。

追視エクササイズ:回旋(レベル2)

  • 胸の前で親指を立て、手を横にゆっくり動かしながら、親指を目で追う。
  • 親指の方向に首を回す。
  • 胸の前に手をゆっくり動かしながら、親指を目で追う。
  • 親指の方向に首を回す。

吐き気、めまいに注意する。

タンデム)体幹回旋

 

  1. 立位、踵とつま先を合わせる。
  2. 両手を合わせ(合唱)、前にリーチする。
  3. 両手を目で見て、顔・手・胸が同じ方向を保ったまま、左右に身体を回す。10回、繰り返す。

タンデム)追視エクササイズ

  • タンデム肢位をとる。
  • 親指を見てから、頭を回す。左右10回繰り返す。