体幹エクササイズのポイント
- 量よりも質:正しいタイミングで目的の筋に力が入る、脊椎の動きをコントロールする。
- 腰椎の中間位を保つ(丸まらない・そらない)。
- 痛みのない範囲でエクササイズを継続する。痛みが増悪する場合は中止する。
- 運動量の目安:6〜10回、1〜3セットを行う。
腹腔内圧:Intra-abdominal pressure(IAP)
- 胸部・肋骨の位置を修正し(息を吐きながら肋骨を軽く押す)、腹式呼吸を行う(下部肋骨が横に広がる)。
- 息を吸いながら、お腹の下・横・後に置いた指を押し返す。
- 息を吐いても、指を押し返した状態を保つ。
<うまくできない場合の方法>
・指をくわえて吸う。 ・うつぶせで行う。
□ 別法:ドローイン:
下腹部を背中方向に引き込み、お腹の下に力を入れ(腹横筋)、恥骨を持ち上げる(骨盤後傾)。
*お腹の真ん中、横に力が入らない。引き込む方向が上になってしまうと、肋骨が上に上がってしまうので注意しましょう。
ダブルレッグ・バンザイ
- 股関節から、片足ずつ持ち上げ、両股関節・両膝関節を90°にする(ダブルレッグ)。
- 腹腔内圧を保ちながら、顔の横までバンザイする。
腰がそらないように注意する。
ロールオーバー
- ダブルレッグ
- 腹腔内圧を保ちながら、身体を横に倒して半身に荷重をかけて、バランスをとる。
両手の間、両膝の間は常に一定のスペースを保つ。
ダブルレッグ・キック
- 股関節から、片足ずつ持ち上げ、両股関節・両膝関節を90°にする(ダブルレッグ)。
- 腹腔内圧を保ちながら、膝を伸ばす。最初は足は高く、徐々に低くしていく。
腰がそらないように注意する。
デッドバグ
- 股関節から、片足ずつ持ち上げ、両股関節・両膝関節を90°にする(ダブルレッグ)。
- 腹腔内圧を保ちながら、対角線に片腕と片脚を伸ばす。
腰がそらないように注意する。
アドバンス:バランスボール
ロールボール
- 股関節から、片足ずつ持ち上げ、両股関節・両膝関節を90°にする(ダブルレッグ)。両手と両足でバランスボールを支える。
- 腹腔内圧を保ちながら、バランスボールを転がす。