インソール作製の流れ

カウンセリング

いつ、どのように痛みが始まったのか、履いている靴、歩行ではどのフェーズで痛みがでるのか、スポーツ動作ではどの場面で問題が起こるのか、などをヒアリングさせていただきます。

STEP
1

足サイズ計測

足の長さ・足幅・足囲のサイズを測定します。足が地面についた状態と足が地面から浮いている状態での足サイズを測定します。

STEP
2

フットプリント

フットプリントにて足の荷重状況を評価します。 フットプリントは足のハンコです。体重が過度にかかっている場所は色が濃くなります。薬指、小指などが地面についていない「浮き趾(うきゆび)」の場合、母趾に体重がかかりやすくなり、痛みや変形の原因の1つになります。

STEP
3

足と靴のフィッティング

足と靴のフィッティングを評価します。① 適切なサイズ、② 靴の履き方、③ 靴の選び方の3点が重要です。足サイズと靴のサイズが合っていない場合(例:2cm以上サイズが大きい、足幅・足囲が明らかに違う場合など)、インソールの効果が半減するため、靴の交換をお願いすることがあります。

STEP
4

身体評価・歩行チェック

姿勢、足部アライメント、足関節の可動域、足部の皮膚の状態(タコなど)、踵の形状、足部の筋力などを評価します。

また、片足立ち、足踏み、歩行といった動作を分析し、付加パッドを中敷に貼ってインソールの効果を判断します。

スポーツをしている場合、実際のスポーツ動作を行いながら調整を行います。脚長差がある場合、ブロックを用いた実用的な脚長差の確認、骨盤の傾きなどを考慮しインソールを調整いたします。

STEP
5

インソール作製

ひとりひとりの足にフィットするように、グラインダーを用いてミリ単位で調整を行っていきます。

STEP
6

インソールの注意点

インソールの調整について

調整回数はお身体の状態によって変わります。長い期間かけて出来た骨の変形や脚長差の場合、身体の順応を考慮し、時間をかけててインソールを作製する場合もあります。
調整が必要な場合、2~4週間に1回の頻度が理想的です。

筋肉痛の可能性

インソールを使用することによって歩き方が変わり、今までと違った筋肉の使い方をします。
インソール使用開始後、3~4日くらいは筋肉痛の様な症状がでる場合があります。
急激に活動量を増やさないように気をつけてください。
1週間以上続くような違和感や痛み、母趾の付け根に水ぶくれなどができる場合、修正が必要です。

西東京かとう整形外科にお電話の上、インソールの修正をご予約ください。

中敷の洗濯について

中敷の表面は洗って頂いても構いませんが、パッドが貼ってある靴側の面は洗わないで下さい。
パッドは強固に接着してありますが、水に対して非常に弱く、ずれる事があります。
パッドがずれると効果が下がってしまいます。雨で濡れてしまったり、運動などで汗をかいたりしてインソールが濡れてしまった場合は、陰干しで乾かして下さい。

インソールの寿命

インソールの寿命は日常生活レベルでは12~24ヶ月、競技レベルでは3~12ヶ月が目安です。靴が古くなってきた、インソールがへたってきたら再作製を検討いたします。インソール作製後に靴を変更しても症状がない場合は経過観察でも構いませんが、症状が再出現する場合は再作製をお勧めいたします。コンディショニング、パフォーマンスアップのためのインソール作製も行っています。

インソールの再作製について

ご予約は西東京かとう整形外科の受付にて承っております。

<ご予約・お問合せ:西東京かとう整形外科 042-439-7031>

診療時間内の作製は診察が必要になります。診察後にインソール作製のご予約をお取りします。

診療時間外の作製は診察は必要ありません、事前の電話予約が可能です。
<作製時間:月~金 13:00~ / 18:40~>

*別途、調整料(一般2,200円 / 学生1,100円)が発生します。診療時間外での調整は、インソール作製後の1ヶ月以内は1回のみ無料となります。