当院での、足関節外側靭帯損傷の治療の流れをご案内します。

初回の診察・テーピング固定

不安定性の予防、また、スポーツ早期復帰のためにテーピングによる固定を行います。 

当院では、シーネによる固定は実施しておりません。

STEP
1

2回目の診察(1週間後)

医師の診察後、理学療法士の運動器リハビリテーション、伸縮テープによるテーピング固定を行います。

STEP
2

3回目の診察(2週間後以降)

医師がスポーツ復帰までの治療についてご説明いたします。

靭帯の損傷、一定期間の固定後は、足首の可動域制限、筋力低下、バランス低下が起こります。

機能障害を改善し、再発予防のために 4~12週間のリハビリテーションを行います。

STEP
3

テーピングについて

  • テーピングは時間経過でゆるむため、巻き直しが必要となります。
  • 休診日やご都合で来院できない場合は、 足関節サポーターを処方します。(¥1,100    *保険適応外 )。   靴下の上から着用してください。
  • テーピングの巻き直しは予約制です。巻き直し時に、治癒の促進、痛みの緩和のために超音波療法・電気治療を行います(予約最終枠 午前 12:40 / 午後 18:00 *先会計)。
  • テーピングは、かぶれなどの皮膚トラブルが発生する可能性があります。足に皮膚トラブル(水虫、あせも、かぶれ)がある方はスタッフに必ず伝えてください。かぶれた場合は、足関節サポーターに変更となります。
  • テーピング固定中の入浴は袋でおおうなどテーピングが濡れないようにしてください。数日間はシャワーのみですまして頂き、湯船(ゆぶね)にはつからないでください。
  • 体重をかけたときにテーピングがきつくなって痛みが発生する場合は、テーピングに1~2cm切れ込みを入れてください。

急性期の対応について

  • 受傷後1~2日は、痛みや腫れ、熱感が落ち着くまで、アイシング(RICE処置)を行ってください。1日に数回、1回あたり15〜20分間、患部を氷で冷やしてください。
  • 痛みが強い場合は松葉杖の貸し出し(保証金 1本¥2,500 レンタル代 1日1本 ¥50)を行っています。松葉杖返却時に差額をご精算させて頂きます。
  • 飲酒は損傷部位の修復に影響を及ぼすため、痛みや腫れが強いうちは控えて下さい。
  • つま先が過度に下がる姿勢や動作はさけてください(例:足を投げ出して座る、あぐら、うつぶせ寝など)。痛めた靭帯を治すために、傷ついた靭帯が伸ばされないようにしましょう。 理学療法士がお身体の状態を評価して、段階的につま先を下げる動作を開始していきます。