整形外科
急性期〜慢性期、小児〜高齢者、スポーツ障害、外傷、四肢・脊椎疾患など、幅広い年齢層、疾患に対応しています。診察では、保存療法、または、手術が必要かどうかという判断を大切にしています。注射や薬は必要な時期に必要な量だけにとどめ、痛みの原因に対する治療を心がけています。保存療法が適応と判断した場合は、投薬、また、理学療法士によるリハビリテーション(理学療法)を実施しています。
詳細な検査・手術が必要な場合、大学病院(順天堂大学附属練馬病院など)をご紹介しています。毎週水曜日午前、順天堂大学練馬病院のカンファレンスに参加し、当院から紹介した患者様、また、順天堂大学練馬病院から紹介された患者様の状態、経過を確認しています。手術後のリハビリテーションも行なっております。
<術後リハビリテーション実績>
2019年4月~2020年3月に運動器リハビリテーションを実施した術後患者数は、前十字靭帯再建術後 46名(35%)、人工股関節置換術後 26名(21%)、肩腱板断裂術後 19人(16%)、人工膝関節置換術後 13名(11%)、骨折術後 8名(7%)、その他 12名(10%)となっております。
主な整形外科疾患
外傷・骨折
- 外傷性頚部症候群・頚椎捻挫、頸椎由来のめまいや頭痛
(労災保険・自動車賠償保険適応医療機関) - 鎖骨骨折
- 上腕骨頚部骨折
- 橈骨遠位端骨折
- 圧迫骨折
- 大腿骨頚部骨折
上肢
- 腱板損傷
- 肩関節周囲炎
- 肩インピンジメント症候群
- 胸郭出口症候群
- 上腕二頭筋腱断裂
- 上腕骨外側上顆炎
- 肘関節靱帯損傷
- 肘部管症候群
- 手根管症候群
- 手指の変形
- 上肢の末梢神経障害
下肢
- 変形性股関節症
- 変形性膝関節症
- 先天性股関節脱臼
- 大腿骨頭壊死
- 膝半月板損傷
- タナ障害(滑膜ひだ障害)
- オスグッド・シュラッダー病
- 腓骨筋腱脱臼
- 後脛骨筋腱炎
- 足底筋膜炎
- 外反母趾
- 扁平足・開張足
- モートン病
- シーバー病
- 足関節外側靱帯損傷(足関節捻挫)
- 下肢の末梢神経障害
脊椎
- 頸椎症
- 頸椎症性脊髄症
- 頸椎症性神経根症
- 頸椎症性筋萎縮症
- 頸部椎間板ヘルニア
- 変形性頸椎症
- 変形性腰椎症
- 腰椎椎間板症
- 腰部椎間板ヘルニア
- 腰椎すべり症
- 腰椎分離症
- 急性腰痛・慢性腰痛
- 梨状筋症候群・坐骨神経炎
- 仙腸関節炎
全身・その他
- 関節リウマチ
- 骨粗鬆症
- 痛風
- 閉塞性動脈硬化症
スポーツ整形外科
スポーツ障害とは、スポーツ外傷とスポーツ障害にわかれます。
スポーツ外傷とは「スポーツ活動中、身体に急激な大きな力が加わっておこる不慮のケガ」、スポーツ障害とは「スポーツ動作の繰り返しによって身体の特定部位(骨、筋肉、靱帯)が酷使されることによっておこるもの」をいいます。
(公益社団法人 日本整形外科学会(外部リング)
スポーツ外傷・障害の診断と治療はもとより、他院で診断や手術を受けた方などもスポーツ復帰へ向けてのリハビリテーションや運動指導を行なっております。
スポーツ障害は問題が内在している場合が多く、一時的に休めばよくなりまが、休養のみで問題を残した状態でのスポーツ復帰は再発につながります。
怪我をした部位だけではなく、姿勢、柔軟性、筋力、また、身体の動かし方といったスポーツ障害を誘発する問題を取り除くべく、医師と理学療法士が連携して評価・治療を行なっています。
早期復帰のためのリハビリテーションを、毎日でも受けられるように完全予約制をとり、状況に応じて複数の理学療法士が治療を担当いたします。
主なスポーツ整形外科疾患
- 肩腱板損傷
- 野球肩
- 野球肘
- テニス肘
- 膝関節前十字靱帯損傷
- 膝内側靭帯損傷
- 膝半月板損傷
- 腸脛靱帯炎
- 鷲足炎
- シンスプリント
- アキレス腱断裂
- アキレス腱炎
- Jones骨折
- 足関節外側靭帯損傷(足関節捻挫)